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アクトデザイン凛太郎のブログ

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パリ旅行記 - 41 ( 四日目 ) ギマール館

ラ・ロッシュ邸の外観の見学を終え、路地を出てドクター・ブランシュ通りを左折。ラフェ通りとのT字路も左折して1分足らず歩いたでジャスマン通りとのT字路です。

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恐らくアパートメントだとだと思われる小さな石造の建ですが、石積を表した外壁が目に留まったのでシャッターを押しました。

そのままジャスマン通りとを進み、ミシオン・マルシャン通り~ピェール・グラン通りを抜け、6差路を左折してモーザール通りへ出ると、左手の街路樹の陰に曲線で構成された小さな建物が見えて来ます。

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ギマール館

奥行き20m程の短い路地の入り口部分の角地に建っていて、道路から見ると気が付きませんが、ほぼ直角三角形の平面の建物です。

     航空写真

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設計者 / エクトール・ギマール

建築年 / 1909年

所在地 / パリ市16区モーザール通り

この建物はギマールが歌手アデリーン(アドリーヌ)・オッペンハイムとの新婚時代を過ごした自邸です。

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同一系統の色でまとめているで、一見華やかさに欠けた印象ですが、路地に面する部分の窓はアール・ヌーボーのそのものです。

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増築と言う事は無いでしょうが、最上階の窓と庇だけは、直線的なデザインです。

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コーナー部分の開口部も、大人しめの曲線でデザインされています。

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モーザール通りへ側の立面は更に大人し目なデザインで、エントランス以外には、殆どアール・ヌーボーらしさは感じられません。

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この写真だと、平面が直角三角形であることが分かります。

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最後は恐らく半地下部の明り取り小窓です。

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おまけ  

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路地の奥のアパート・メント

今回は見学を諦めましたが、ここから歩いて10分以内の範囲に、ギマール設計の建物が在ります。

モーザール通りを北に向かってジャスマン駅に戻り、メトロ-9号線でシャイヨー宮の在るトロカテロ駅へ向かいます。

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モーザール通りを沿いのアール・ヌーボー風の庇のある建物。

以下は近くに在るギマール設計の建物を、ストリートビューから

メザレ館-2

メザラ館

設計者 / エクトール・ギマール

建築年 / 1910年

所在地 / パリ市16区 ラ・フォンテーヌ通り


カステル・ベランジェ①

カステル・ベランジェ

設計者 / エクトール・ギマール

建築年 / 1898年

所在地 / パリ市16区 ラ・フォンテーヌ通り


次回はシャイヨ-宮内の建築博物館を紹介します。

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  1. 2020/11/17(火) 19:01:00|
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