コルビジュエとギマール設計した近代建築の名作の見学をし、ジャスマン駅からメトロ-9号線で次の目的地の シャイヨー宮 の在るトロカテロ駅へ向かいます。
シャイヨー宮 は古い建物に見えますが、1937年に開催された パリ万博の際に建築されたもので、翼を広げた鳥の様な平面が特徴的な建物です。内部は現在は博物館等になっていて、海洋博物館、人類博物館、建築・文化財博物館、シャイヨー宮劇場などが在ります。今回の目的は勿論 建築・文化財博物館 を見学する為にやって来ました。
上の外観は1日目に紹介した エッフェル塔 側の イエナ橋 から撮影したものです。
トロカデロ広場に側から見た シャイヨー宮
建築・文化財博物館 のオープンまでにしばらく時間が有ったので、トロカデロ広場に面するカフェで一休みしてから入館しました。
まだ調べはついていませんが、ゴシック教会の鐘塔の頂部?
館内には実物大の部分模型や縮小された名建築の模型が並んでいて、時間が在れば一日中でも、何回でもこの場に居たいと思ってしまいます。
尖頭アーチ
何処かの 凱旋門 でしょうか?
ギリシャ・ローマ建築の物ばかりではないのでしょう。見慣れない柱頭の模型や装飾も展示されています。
ガーゴイルにも色々な種類のものがあるようです。
この模型は セント・シャペル だと思います。
実物は廻りを建物に囲まれて建っているので、全体像が分かり難かったので嬉しいです。
これは去年の火災で改修工事中の パリのノートルダム大聖堂
この教会は何処なのか、色々なゴシック教会を検索してみても調べは付きませんでしたが、学生の頃に購入した手持の資料 ( 建築学体系-5 西洋建築史 ) から ラン大聖堂 だと分かりました。ランの町はパリの北東約120kmに在る小さな町の様ですが、この模型を見る限り、かなり立派な教会堂です。
エトワール凱旋門
この凱旋門の模型は何処の物か分かりません。ルーブル美術館の前に在る カルーゼル凱旋門とは違います。ローマの コロッセオ の隣に在る コンスタンチヌスの凱旋門 とも違います。フォロロマーノ内の ティトゥスの凱旋門 とも セプティミウス・セウェルスの凱旋門 とはもコリント式の付柱が有るデザインは共通していますが、アーチの通路の開け方が明らかに異なります。
アーチの通路の開け方と全体のプロポーションから想像できる規模から想像するに、エトワール凱旋門 の別案なのかも知れません。
次回は近代建築のエリアを紹介します。