去年の夏に竣工し、年末にプロのカメラマンに竣工写真を撮ってもらいました。昨年中にデーターを貰っていましたが、多忙で紹介が遅くなってしまいました。
建設地は何時もの様な住宅密集地ではなく、周りは空き地が多いので、外観は私でも上手く撮影で来たと思っていましたが、やはりプロのカメラマンが撮った写真は、一味も二味も違っているようです。
東北東側外観
外観のイメージは和風ですが、アイジー工業の金属サイディング ( ガルステージ ) を採用しています。
ガルステージは表面材のガルバニウム鋼板の心材として、厚さ約15mmのポリイソシアヌレートフォームと言う断熱材を使用した断熱サイディングです。今回は通気工法を採用しているので、ガルステージの断熱性能は、外皮性能の計算にカウントすることは出来ませんが、少なからず影響は及ぼしていると思います。
実際にカウント出来る外壁部の断熱材は柱と間柱の間に、厚さ100mmの高性能グラスウールによる充填断熱。床下の断熱は基礎の立上り部に、外側に厚み30mm、内側に厚み50mmのパフォームガード断熱材を打込む基礎断熱を採用しています。天井・屋根部に使用下断熱材は、厚さ100mmの高性能グラスウール に89mmの高性能グラスウールをプラスして敷き込んでいます。
向かって左側の木製ルーバーはリビングの目隠し。右側の板塀は焼杉で浴室の目隠しです。
この住宅は、屋根に載る28枚のシステム容量6.27kwのシャープの太陽電池によって、この住宅で使用するほぼ全てのエネルギーを賄う
ゼロ・エネルギー住宅 ( ZEH ) です。
焼杉板を使用した目隠し板塀。予想よりも斑の無い仕上がりで、キシラデコール塗装の様です。
玄関ポーチからのスロープ床は洗い出し仕上。付庇は軒天を張らずに腕木と垂木を木素地現しとしています。
破風や鼻隠しも、ガルバニウムを巻く予定でしたが、木素地現しに変更しました。