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アクトデザイン凛太郎のブログ

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大阪散策 - 18 ( 旧日本教育生命保険 )

三休橋筋 を7ブロック 中之島 方向へ戻った ( 北上した ) 交差点に、東京駅 を思わせる外壁デザインを施した建物が在ります。pa303493-1.jpg

旧日本教育生命保険 ( 2021.10.30 撮影 )

殆どの資料が 大阪教育生命保険 記載していますが「間違いなく 日本教育生命保険 である」と、断言している資料が有りましたので、ここでは 日本教育生命保険 を採らせて頂きます。img_1948-1.jpg( 2012.06.01 撮影 )

最初の画像は去年の秋、直ぐ上の画像は9年に撮影したものです。建物自体に変化は見られませんが、写真左に当たる北側道路のプランターのま有無の他、道路に電柱と電線が無くなっているのが分かります。随分と街がすっきりと綺麗に見えたのは、電線の地下埋設が実施されたからだったようです。ご覧の通り、この建物も角地の立地条件を活かし、左右対称のデザインかと思っていましたが、良く見ると、北側道路側にだけドーマーウィンドゥが有ったり、両端部の窓や屋根飾りに違いがあるようです。img_1949-1.jpg三休橋筋 ( 西 ) 側立面

( 2012.06.01 撮影 )

東京駅を思わせる外壁デザイン」と記しましたが、設計者は 東京駅 の設計を手掛けた 明治期の日本建築界の第一人者である 辰野金吾 です。

赤煉瓦に白御影石で水平ボーダーと窓周りを飾る手法辰野式 と言われるものです。

1階は装飾を排した縦長窓、2階の窓には白御影石で縦枠と窓台+ペディメントの装飾を施し、等間隔で並べています。

設計者 / 辰野片岡建築事務所

建築年 / 1912年 ( 明治45年 )

所在地 / 大阪府大阪市中央区高麗橋2-6-4

日本教育生命保険本社ビル は、1912年に 辰野金 の設計により建てられ、日本教育生命保険 ⇒ 大正生命保険 ⇒ 大中証券本社 等オフィスビルとして使用され、フレンチレストランの シェ・ワダ高麗橋店 を経て、現在は オペラド・メーヌ高麗橋 として再生利用されています。

img_1958-1.jpg ( 2012.06.01 撮影 )

西立面の右上 ( 南端部 )、軒の端部に施された装飾は アカンサス でしょうか?

img_1952-1.jpg( 2012.06.01 撮影 )pa303500-2.jpg( 2021.10.30 撮影 )

北側道路に面する屋根には4つのドーマーウィンドゥが並んでいます。img_1955-1.jpg( 2012.06.01 撮影 )

西側立面との違いは、ドーマーウィンドゥ )の有無の他、東 ( 左 )端の窓が、2窓が1体のデザインになっている事とimg_1954-1.jpg角部の煙突 ( ? ) です。( 2012.06.01 撮影 )

img_1950-1.jpg( 2012.06.01 撮影 )

繰り返しになりますが、この建物も角地に建つ敷地条件を活かしたデザインとなっていますが、竣工時の写真を見ると、コーナー部のデザインが現況とは全く異なり、塔状 だったことが分かりました。

現在のコーナー部は 1/4円 程度のアール壁ですが、竣工時は両翼の矩形部が左右とも60~80cm程度短く、アール壁は 1/2円 以上あって矩形部との接点は深く切り込まれいるので、塔が自立して建っているかのように見えます。ティアラの様に頂部を飾るペディメントは無く、屋根から筒状に突き出して3階が乗り、ぐるりと小窓が配されて、上にはパーティーの時に被るトンガリ帽子のような円錐形の屋根が載っていたのです。気になる方は「鈴木商店記念館⇒鈴木商店のあゆみ」から探してみて下さい。

pa303494-1.jpg( 2012.06.01 撮影 )

2階コーナー部の縦長窓も、竣工時は3ヶ所あったようです。

img_1953-1.jpg( 2012.06.01 撮影 )

エントランス周りの装飾は、硝子の庇以外変わっていないと思います。

pa303499-1.jpg( 2012.06.01 撮影 )




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  1. 2022/01/27(木) 08:00:00|
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