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アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

大阪散策 - 20 芝川ビル

三休橋筋 からは2本西側、御堂筋 からは1本東に入った通りと、道修町通 の一本北の通りの交差点に面した角地にも、この辺りを代表するような目を引く レトロな建物 が現れます。
pa303481-1.jpg芝川ビル ( 2021.10.30 撮影 )
先ずは、去年の秋に訪れた際に撮影した、電線無しの画像から。
pa303483-1.jpg( 2021.10.30 撮影 )
日射が邪魔してどうしても画面が光ってしまい、光が入らないアングルがなかなか見つからず苦労しました。
img_1967-1.jpg( 2012.06.30 撮影 ) 上下は9年前の画像img_1970-1.jpg時間帯が良かったのか、曇天だったお陰か、電線は気になりますが、日射に邪魔されることは無かったようです。
この建物は船場の豪商 芝川家6代目当主 芝川又四郎 が、昭和2年、芝川家が手掛ける事業の事務所として建設しました。
戦前は 芝蘭社家政学園 とも併用していました。戦後は事務所中心としたテナントビルでしたが、現在は店舗が数多く出店しています。
設計者 / 渋谷五郎 ( 基本・構造設計 ) + 本間乙彦 ( 意匠設計 )
建築年 / 1927年 ( 昭和2年 )
所在地 / 大阪府大阪市中央区伏見町3-3-3
国登録有形文化財
建設前に発生した関東大震災を教訓に、耐震・耐火にも重きを置いた設計とか。
pa303484-1.jpg北側立面 ( 2021.10.30 撮影 )

img_1965-1.jpg北側立面 ( 2012.06.30 撮影 )
img_1966-1.jpg( 2012.06.30 撮影 )

pa303485-1.jpg( 2021.10.30 撮影 )
この建物の最大の特徴は、彼方此方に施され 古代マヤ・インカ を思わせる装飾でしょう。F・L・ライト の影響かもしれません。pa303490-1.jpg( 2021.10.30 撮影 )
pa303489-1.jpg( 2021.10.30 撮影 )

img_1969-1.jpg( 2012.06.30 撮影 )
この建物も、この地区の多くのレトロな建物と同様に、角地の敷地条件を最大限に活かしたデザインと言えます。半円形のコーナー部は、1階のエントランス周りには古代マヤ・インカを思わせる装飾が施されていますが、2階以上はスパニッシュ瓦も含め、何処となくイスラム風も感じられます。
多くのサイトでも、彼方此方に施された古代中南米風の装飾に言及し、近代建築散歩-京都・大阪・神戸編 では「全体はアール・デコ風」と記しています。悪く言えばごった煮状態の無国籍なデザインと言えなくもありませんが、色々な要素を絶妙にコラボレーションした楽しい建築だと感じました。
pa303479-1.jpg西側立面 ( 2021.10.30 撮影 )

pa303480-1.jpg( 2021.10.30 撮影 )
エントランスの両サイドと両端部には土壁風の部分があり、東端以外の部分には窓があり、3階窓上にはレリーフが施されています。pa303480-2.jpgレリーフのアップ ( 2021.10.30 撮影 )
pa303487-1.jpg ( 2021.10.30 撮影 )
北側道路の東端にはバーの入口が。 検索してみると店内は外観同様にレトロな雰囲気の、お洒落なバーでした。
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  1. 2022/01/29(土) 12:09:00|
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