9年間での変化は、これらの画像からは分かりません。
小振りですが、隅々までデザインされた手抜きの無い印象のこの建物は、竣工時と変わらず、現役の内装工事会社の店舗ビル。
外観から鉄筋コンクリート造に見えますが、実は木造3階建ての建物らしいです。
設計者 / 小川安一郎 ( 住友工作部 )
建築年 / 1924年 ( 大正13年 )
所在地 / 大阪府大阪市中央区淡路町3-5-6
2・3階はクラシカルな印象です。各階6個の縦長窓は、3階は半円アーチ、2階は矩形。外壁面を10cm程半円アーチ形に凹ませた半円アーチ形の凹みに、上下階合わせて4個を1セットを横に3
列並べています。
階高を高く採った1階の開口部は、上部をアーチ状とし吊庇を設けて欄間風デザインとしています。
両端にうだつの様に突出した部分には明るい煉瓦タイルが貼られ、スパニッシュ瓦も合せて、明るく華やかな印象を造り出しています。
銅製と思われる 看板・照明・吊庇 この建物を印象深くしています。
重厚で装飾豊かな銅板製の吊庇。
吊り金物はねじった加工を施した棒を4本束ねている様に見えます。
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