fc2ブログ

アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

大阪散策 - 36 長瀬産業 ( 株 ) 大阪本社

順慶町通 を西に進み、阪神高速1号環状線 の架橋を潜り、新町1丁目南交差点 を右折して 南北線 を北に進むと直ぐに次の目的地が見えて来ました。

img_2091-1.jpg長瀬産業(株)大阪本社 向かって左 - 本館  右 - 新館
目的地は本館の方でしたが、調べてみると新館の設計者が 竹中工務店 に所属していた頃の 永田祐三 氏と分かりました。
img_2092-1.jpg
1832年創業の 長瀬産業 の本社社屋として、初代 通天閣 を手掛けた 設楽貞雄 の設計で建てられました。
黄土色の スクラッチタイル 貼りの外壁に加え、上部にバルコニーの在るエントランスを中心に、1・2階を貫く 3連アーチ が目を引く、シンメトリー( 左右対称 ) のデザインが相まって、老舗企業の本社建築らしい、落ち着きと風格を感じさせます。
ただ、デザインは1~3階で完結していて、4階部はどこか取って付けたように見えます。
建設前に発生した関東大震災による地震被害を考慮し、耐震・耐火性を重視した建物を目指したそうですが、築後わずか2年の1930年に、業務拡大により4階部分を増築している様です。
耐震性を考えれば、増築は好ましいとは思えません。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言ったところなのでしょうか?
img_2089-1.jpg
とは言え、やっぱり風格が在ります。
重厚感あるバルコニーを3つの腕木が支えています。
開口部上のレリーフの文様も気になります。
img_2089-2.jpg

img_2088-1.jpg

img_2090-1.jpg
軒周りの装飾も見事です。
コーニス ( 軒蛇腹 ) には デンテル ( 歯飾り ) が施されています。
img_2090-2.jpg

設計者 / 本館 - 設楽貞雄 ( 設楽建築工務所 )
     新館 - 永田 祐三 ( 竹中工務店 )
建築年 / 本館 - 1928年 ( 昭和3年 )
     新館 - 1982年 ( 昭和57年 ) 
所在地 / 大阪府大阪市西区新町1-1-17

スポンサーサイト



  1. 2023/03/09(木) 08:00:00|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sumainoact.blog58.fc2.com/tb.php/2477-f59243db
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)