本館北棟は ( 大正8年 )、本館南棟は ( 大正13年 ) に建てられ、
国の登録有形文化財 です。
4階平面図
先ずは4階の ① 神代閣
折り上げの格天井が目を引きます。
折り上げは一段ではなく二段施されています。①
下の段は天井と言うよりも、木部を現した塗り壁の真壁造りなので壁に含まれ、
上の段は下段では塗り壁の部分が天井面と同じ板張りなので天井に含まれた感じがします。
格天井も正方形の繰り返しでなく、中心部は八角形と正方形組み合せたデザインです。
② 床の間 も見事
左右の床柱は、黒褐色なのは同じでも、かなり形状が異なります。
床柱 の知識は乏しいので、樹種が異なるのか、加工が異なるかは分かりません。
③ 床脇
床脇 側の床柱は、原木の形状を活かして枝をざっと落とした感じ。
( 檜出節丸太 or ムロシャレ木 ? )
やや細めで上部は落し掛け迄。
天袋から、三段の 違い棚 を吊っています。
④ 書院
書院 側の床柱は太めの絞り丸太。
地袋と、背面と方側面には繊細なデザインの障子が施されています。
① 大正末期に 仙田菱畝 によって描かれたと言う襖絵も見事です。
⑤
万象閣
⑥ 万象閣 には舞台が在ります。
⑦
⑥ 万象閣 も折り上げの格天井ですが、 格天井 は長方形と三角形を組み合わせたデザインで、中心部ノミもう一段折り上げています。
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2階平面図
⑪ 応接間
1階平面図
今回宿泊した ⑧ あじさい
1階で早川に面する部屋だったので、縁側から出て露天風呂にも直接行く事が出来ます。
⑨ 右側の竹垣の内側に樽風呂があります。
⑩ 庭に面して部屋風呂も付属しています。
⑫ レトロな洗面スペース
鏡に映った「キリンレモン」の文字を読ませようと、左右逆に書かれています。
⑬
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次回は階段・廊下・窓などを紹介します。
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