正面から見た立面は左右非対称。
コ―ニス 迄届く オーダー柱 は向かって左側の角だけに施され、鈍角の角地に面する右側は、切り落とされた様に見えます。
右奥の裏側に回って見た立面。
建物の詳細は分かりませんが、ちもと のH.Pを見ると「箱根にのれんを出して約70年」と書かれているので、少なくとも戦後 ( 1945年 ) 以降に開店していることになります。
ただ、この建物の様な モルタル造形 の建てられたのは、殆どが関東大震災 ( 1923年 ) 以降~太平洋戦争開戦 ( 1941年 ) 前までが殆どですので、少し時期が合致しません。
竣工時は ちもと の店舗として建てられたのではないのかもしれません。
オーダ柱 とは言っても、それ程繊細なデザインでありません。
一応 アカンサス の様なので、 コリント式 なのだと思います。
簡略化した 歯飾り ( デンティル ) も施されています。
店舗と茶房の間には、更に簡略化された1階分の高さの 半円柱 が施されています。
設計者 / 不詳
建築年 / 昭和初期 ( ? )
所在地 / 神奈川県足柄下郡箱根町湯本690
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