田母沢御用邸 から車でホテルへ向かう国道沿いに、鐘塔の在る質素で石積みの教会が建っています。
車を止めることが出来るか不安でしたが、丁度隣が 日光カステラ本舗 のショップ だったので、妻と母がお土産を選んでいる間に撮影しました。
日光真光教会礼拝堂
この礼拝堂が建てられる以前、1899年にアメリカ人建築家で教育者でもあった ジェームズ・M・ガーティナー の設計により、西参道付近に木造の教会が建てられました。
1914年に、同じ ジェームズ・M・ガーティナー により、現在の教会堂が建てられ、1916年に 日光真光教会 として聖別・献堂されています。
外観の第一の特徴は、荒々しい岩肌の外壁でしょう。
近くを流れる 大谷川 や 稲荷川 から採れた 安山岩 の乱石積-こぶ出し仕上。
石は表面に張っただけの 張りボテの建物 ではなく、石を積み上げた本物の組積造の建物です。
急勾配の切妻屋根も目を引きます。
下の説明プレートには 「石積スレート葺 の ゴシック式建築」 と記されていますが、ずんぐりしたシルエットの 鐘塔 など、ロマネスク の特徴も感じられます。
設計者 / ジェームズ・M・ガーティナー
建築年 / 1914年 ( 大正3年 )
所在地 / 栃木県日光市本町1-6
栃木県指定有形文化財 / 1982年
近くによると、教会と言うよりも、要塞に見紛うような重量感です。
入口へ
国道から入って奥 裏側はゴツサ倍増
国道を渡って撮る
鐘塔
説明プレートによると
「内壁は鹿沼石の平張り。東壁面上部のキリストの変容を描いた桜花形のステンドグラスと、西壁面上部の12面のステンドグラスが唯一の彩りで、簡素な中にも清楚な落ち着きを持つ洋風建築物である。」と記されています。
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