
一見、新しい建物に見えなくもないこの建物、実は1929年の竣工です

近代建築散歩には木造3階建てと記されていますが、マンサール屋根とは言え、如何みても4階建てです

3階部部には、様式のよく分からない付け柱が並びます
シルバーのアルミサッシは、新しいもののようですね
この建物も銅板葺きではなく、モルタルで石張り風に見せてはいますが、看板建築と言って良いでしょう


玄関脇の柱の様式はイオニア式と分かります

藤森照信著の看板建築によると、旧忍旅館の老主人の「昔は写真機の会社をやってまして、この中でカメラを組み立てていた」と言う話が載っています
築80年の建物には、それ相応の歴史がある事を、改めて実感させられます
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