アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

春の読書週間?

竜馬が行くを読み終わってから、なんとなく空いた時間をもてあましぎみだったので、家に在った奥さんの文庫本を読む事にしました。

まず最初に手に取ったのは砂の器です。
砂の器は言わずと知れた松本清張の名作推理小説ですが、映画は大好きな映画なので、ビデオも持っていて、何度も見たことがあるのですが、小説の方はまだ読んでいなかったのです。
1974年に野村芳太郎のメガホンで撮られた映画「砂の器」は、原作の登場人物を少なく絞り込み、ストーリーを分かりやすく単純にし、小説では連続殺人だったものを、殺人事件は一回にして、テーマを推理小説本来の楽しみである謎解きではなく、殺人の動機に重きを置いた、ヒューマンドラマに仕上げられていることを、今回確認することが出来たわけです。
小説を読み終わった後、もう一度ビデオで映画も見ちゃいました。
超一流の原作の内容を大胆に単純化しながら、これ程面白い、しかも原作にはない感動を与えてくれた映画など、めったにお目に掛かれるものではありません。
小説の「砂の器」は推理小説。
映画の「砂の器」はヒューマンドラマ。
どちらも、超一流の作品でした。

先週は砂の器の他に村上春樹ノルウェーの森も読みました。
これも奥さんの本なのですが、奥さんの感想は「何が言いたいのかよくわからない」であり。
大学で文学部に通う娘も「面白くないから、途中で読むの止めちゃった」と言っていました。
僕は歴史物以外の本には、あまり興味はなかったのですが、ひねくれ者の僕は、これほど多くの読者に支持されている村上春樹の代表作を、我が家の女性陣が、そろってけなしているのが面白くて、読んでみる気になったのです。
ところが、本を読んでこんな風になった経験は、今まで一度もなかったのですが、主人公の青年に共感したのでしょうか、自分がストーリーに吸い込まれて行くような気もちになり、主人公が恋人の死を知ったときは、ショックで呆然となり、涙で文字がにじんでしまったのです。
共感したとは言っても、主人公(本人は否定しているそうですが、村上春樹自身とも言われているそうです)とは、10歳ほどの年齢差があり、同じような体験をしているわけもないのですが、優れた文章の成せる技なのか、とにかくストーリーに入り込んでしまい、読み終わってからも、しばらくはボーと、狭いリビングのソファーに寝転んで、打ち放しのヴォールト天井を見上げていました。

こんな凄い本が、なんで「面白くないのだろうか?」と思いましたが、本に登場する主人公の二人の恋人達は、我が家の女性陣とは全くタイプが違うので、理解(共感)することが出来なかったのでしょう。
これを機会に、他の村上春樹の小説も、読んでみようと思っています。


土曜日から久しぶりにいい天気が続いていますが、明日(もう今日ですね)はまた雨の予報なので、嫌になっちゃいますね。
この写真はは先週末、久しぶりの日向ぼっこの写真です。
久しぶりの日向ぼっこ①
(父) 「今日は天気で暖かいのに、何不機嫌そうな顔をしてるんだ?」
(凛) 「最近の父ちゃんは、本ばかり読んでて、ちっとも遊んでくれニャいからニャス」

久しぶりの日向ぼっこ③
(父) 「そんなに怒らないで、凛もお父さんが、最近読んだ本を見ておくれ」

久しぶりの日向ぼっこ②
(父) 「あっその本は、お姉ちゃんが友達に借りた本だから、枕にしちゃダメだぞ」

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2010/04/27(火) 00:47:38|
  2. 本の紹介
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

昔なんだったか忘れたけど村上春樹の本を読もうとしたけど
あまりおもしろいと思えずに途中でやめてしまったことがあります。
人によって受け取り方いろいろなんですね。
それ以来読んでないんだけど、今1Q84がすごく売れてるから
読んでみようかなとちょっと思っています。
  1. 2010/04/29(木) 21:04:04 |
  2. URL |
  3. Yummy #QSCIwC9c
  4. [ 編集]

Yummyさんへ

もしかすると「ノルウェーノの森」は、50~60歳前後の、ちょっと変わり者のオヤジが、共感を感じる小説なのかもしれないですね。
僕も1Q84も読んでみたいと思ったのですが、村上春樹さんの小説の中で、「ノルウェーの森」は少し異色の作品とも聞いたことがあるので、どうしようか迷っています。
  1. 2010/04/30(金) 09:39:57 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

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