アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

笑う警官

今年は僕の人生において、実に沢山の本を読んだ一年でした。
とは言っても、せいぜい40~50冊程度ですから、普段からよく読書をする人から見れば、大したことはないのでしょうが、普段は建築の専門書か歴史ものしか本を読まない僕にとっては、50冊と言うのは、信じられないほどの多さなのです。

読書のきっかけは「竜馬がゆく」を読み直したこと。
NHKの「龍馬伝」の竜馬が、昔読んだ司馬遼太郎「竜馬がゆく」の竜馬像と、あまりに食い違っていたのがきっかけでした。

映画でしか見ていなかった、松本清張「砂の器」も、勢いづいて読んでみました。映画とはかなり印象が違うと言われていたので、是非原作を読んでみたいと思っていたのです

もう直ぐ映画が公開される、村上春樹「ノルウェイの森」との出会いは衝撃的なものでした。
他にも「ダンスダンスダンス」「世界の終わりとハードボイルドワンターランド」など、数冊を読みましたが、やっぱり「ノルウェーの森」が一押しです。
村上春樹の小説は、どれも共通した、かなり変わった世界観が描かれているので、これほど多くの人に支持されているのが、ちょっと不思議ではあります。

娘と奥さんに影響されて、東野圭吾の作品も9~10冊は読んだでしょうか?
東野さんの作品の中では、あまり有名なほうではないのかも知れませんが、僕が読んだ中では「悪意」とデビュー作の「放課後」がお勧めです。

そしてなんと言っても、一番数多く読んだのは警察ものです。
兄に教えてもらった横山秀夫の警察小説は、あまりにリアルで怖いくらい。
短編集の「陰の季節」では、警察内部の良く有りそうな何とも地味な出来事を描いた物語なのにもかかわらず、ハラハラドキドキのサスペンスに仕上がっています。
「臨場」「半落ち」は映画やドラマなもなっていましたね。
警察もの以外でも「クライマーズハイ」「出口のない海」も映画化されました。

今野敏「隠蔽捜査」のシリーズには嵌りました。「東京ベイエリア分署」シリーズも癖になります。

烏山の不動産屋さんのSハウスのSさんに教えてもらった佐々木譲「笑う警官」も傑作だと思います。
「笑う警官」はたった一晩の物語なので、展開もテンポが良くてスピーディな内容です。
映画になればさぞや面白いだろうと思ったので、直ぐにDVDを借りてきました。
ところがDVDを観て吃驚!
本の中ではあれ程ドキドキするスピーディーな物語だったのに、映像になってみると、間が抜けたと言うか、ノロノロとした展開で、一晩で殺人事件を解決しなければならないと言う緊迫感が、全く伝わってきません。
後半のストリーをかなり強引に変えてしまっているで、物語のつじつまも合っていないような・・・?
あれほど面白い原作を、誰がこれほどつまらない映画にしたのかと思ったら、監督は角川春樹だと知ってうなづいてしました。
よくもまあ、懲りもせずに、何度も素晴らしい原作を台無しにする映画を作り続けられることか?
誰か周りに、止める人はいないのでしょうか?

なんだか映画化された「ノルウェーの森」を観るのが怖くなってしまいました。

今は誕生日にもらった、塩野七生さん著の「十字軍の物語」「絵で見る十字軍の物語」を並行して読み始めたところです。

      
 
      
 
      

 
良い機会なので、今年読んだ本のリストを作っておきます。
「第3の時効」「陰の季節」「動機」「深追い」「半落ち」「臨場」「影踏み」「出口のない海」「震度0」/横山秀夫著
「隠蔽捜査」「隠蔽捜査2 果断」「隠蔽捜査3 疑心」「二重標的 東京ベイエリア分署」「硝子の殺人者 東京ベイエリア分署」「虚構の殺人者 東京ベイエリア分署」「花水木 東京湾臨海署安積班」「レッド」/今野敏著
「放課後」「片思い」「悪意」「嘘をもうひとつだけ」「私が彼を殺した」「変身」「回廊亭殺人事件」「仮面山荘殺人事件」「魔球」「卒業」/東野圭吾著
「ノルウェイの森(上・下刊)」「ダンス・ダンス・ダンス(上・下刊)」「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」「羊をめぐる冒険」「海辺のカフカ(上・下刊)」/村上春樹著
「竜馬がゆく(全8刊)」/司馬遼太郎著
「砂の器(上・下刊)」/松本清張著
「永遠の〇」/百田尚樹著
「夜は短し歩けよ乙女」/森見登美彦著
「初恋」/ツルネーゲフ著
「笑う警官」/佐々木譲著
「絵で見る十字軍の物語」「十字軍の物語」/塩野七生著

途中で読むのをやめた本
「名探偵の掟」東野圭吾著
「異邦人」カミュー著
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テーマ:楽しく生きる - ジャンル:ライフ

  1. 2010/12/05(日) 08:54:46|
  2. 本の紹介
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

コメント

すごくたくさんの本を読まれているんですね。
私は実用的なものしか読まなくなってしまいました^^;
たま~に話題の本を読むぐらいかな。
今年読んだのでは「告白」がおもしろかったです。
  1. 2010/12/07(火) 06:57:10 |
  2. URL |
  3. Yummy #L9ACpnHw
  4. [ 編集]

凄いですね!

一年間でこんなに沢山本を読まれたんですね!
私は医学専門書か毎月定期購読してる医学専門誌くらいしか読んでいません…(>_<)
あとはマンガを数冊程度です。
昔は本の虫だったのですが、今は「時間がない」を言い訳にほとんど読んでいません(*_*)
来年こそは(笑)凛太郎さんオススメの本を読んでみたいと思います!
  1. 2010/12/07(火) 07:46:47 |
  2. URL |
  3. でれすけ #-
  4. [ 編集]

塩野七生さんの「ロードス島攻防記」はお読みになりましたか? 私は彼女の本の中で、これが一番好きです。(読んだものはエッセイが多く、歴史書的な大作は未読ですが) 3部作の中では「コンスタンチノープル陥落」が白眉とされるらしいのですけど、私は、この2作目がとてもとても好きです。 
  1. 2010/12/07(火) 11:24:54 |
  2. URL |
  3. 澤本奈緒 #-
  4. [ 編集]

Yummyさんへ

恥ずかしながら僕も普段は建築の専門書以外はあまり本を読まないのですよ。
たまたま今年は沢山の本を読む機会に恵まれたと言うまでです。
「告白」は映画も見たいし、原作も是非読んでみたいと思っていました。
  1. 2010/12/07(火) 14:10:21 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

でれすけさんへ

僕も普段の年は、10冊も読まないのですよ。
専門書や歴史書なら、一冊読むのに1週間以上は掛かってしまうのに、小説だと一日で読めちゃうので、暇な時期が殆どだった今年は、けっこう多くの本を読む事が出来ました。
  1. 2010/12/07(火) 14:14:39 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

奈緒さんへ

僕が塩野七生さんに出会ったのは「痛快ローマ学」でしたが、この本をきっかけに、かねてから興味を持っていたローマ帝国について描いた「ローマ人の物語」全15巻を完読し、ローマ帝国のその後を描いた「ローマ亡き後の地中海世界」上下巻、「海の都の物語」を読み、今は「十字軍の物語」を読み始めたところです。
奈緒さんお勧めの「ロードス島攻防記」や「コンスタンチノープル陥落」も是非読んでみたいと思っています。
ルネッサンス期を描いた彼女の初期の作品も読んでみたいですね。
  1. 2010/12/07(火) 14:32:05 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

凄いですね~♪
たくさんの本を読まれてるんですね。
私は最近は・・・自分の趣味の本しか読んでいません(反省)

ノルウェイの森は、今、良くTVなどで宣伝してますね。。。
一つの文学をどの様に映画化するのか興味のあるところです。
もっとも本も見てませんので評価する事も出来ないのですが・・・(笑
  1. 2010/12/12(日) 12:57:28 |
  2. URL |
  3. SHOU #0iyVDi8M
  4. [ 編集]

SHOUさんへ

本文中にも書きましたが、今年に限ったことで、普段は映画ばかり見ていて本は滅多に読んでいません。
ただ、今までは本を読むのが苦手だと思っていたので、読み易い小説なら一日で読めてしまううことが分かり、自分でも驚いています。
映画の「ノルウェーの森」は見たいような、見るのが怖い様な、かなり複雑な心境です。
  1. 2010/12/13(月) 11:26:21 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

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