アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

海辺のカフカ

天皇誕生日の23日に、うちの家族と、お隣り(母と兄家族)とで、身内だけの忘年会やりました。
僕はお酒を止められているので、酒を付き合えずに兄には悪いことをしたのですが、料理の美味しい店だったので、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
兄に借りていた横山秀夫「震度0」の感想を話し、僕は今年読んだ最高の一冊として村上春樹「ノルウェイの森」をあげ、今公開中の映画を見るべきかどうかの話もしました。
兄は僕と比べると、普段からもっと多くの本を読んでいるのですが、村上春樹の小説は「海辺のカフカ」しか読んだことがなく、「何が面白いのか分からない」とも言っていました。
僕はまだ「海辺のカフカ」は読んでいなかったのですが、僕の読んだ村上さんの作品は、「ノルウェイの森」以外の作品は、どれもちょっと普通ではないと言うか、不思議なとでも言うか、生と死について悩み続ける作者本人の精神世界を描いたものばかりだと思います。
いたってまともな人間である兄や、高校に上がったばかりの姪っ子が、面白くないと思ったり、理解できないのは、ごく普通の感想であり、僕の奥さんは僕が涙した「ノルウェイの森」でさえ「理解できない」と言っていたし、娘は直ぐに読むのを止めてしまったそうなのです。
つまり僕の身近な人達は、誰一人として村上ワールドの住人にはならなかったのです。
僕は一瞬自分の思考回路が「普通ではないのかもと」心配になり掛けましたが、世界中には村上ファンは沢山いるのですから、僕の思考が異常だと言うことではないとも言えるので、そう考えると少し安心することが出来るのです。

忘年会の帰りに兄の家で「海辺のカフカ」を借り、家に戻ると早速ページをめくりました。
海辺のカフカ

物語は中野区の野方と香川県の高松を舞台に展開ますが、「世界の終わりとハードボイルドワンターランド」と同じように、二つの全く関連のないと思われる物語が交互に描かれ、最後にはその関連性が解き明かされ、物語りは一つに結びつきます。
何故村上春樹の作品は何時も生と死について悩み続けるものばかりなのか?
良く言われているように「ノルウェイの森」の主人公ワタナベが、村上自身を描いたものであるなら、その理由は分かるような気もするし、これからの彼の作品も、そのたどり着けない答えを探し続けるものになるのでしょう。
最新作の「1Q84」はまだ読んでいないのですが、そろそろ読んでみようかと思います。

今月読んだ本は、上記した横山秀夫著の「震度0」村上春樹著「海辺のカフカ」(上・下刊)の他に、塩野七生著の「十字軍の物語 1」「絵で見る十字軍の物語」東野圭吾著の「卒業」を加えての6冊でした。

来年は「1Q84」の他に、塩野七生さんの「ローマ人の物語」以前の作品や司馬遼太郎の作品辺りも読んでみたいと思います。

       

      



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テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/12/26(日) 13:11:44|
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