アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

共立講堂

学士会館の向かいには、ボールト屋根が特徴的な共立講堂が在ります。

共立女子大①
設計はコンペの前健と呼ばれるほど、設計コンペに強かった前田健二郎
竣工は1938年 (昭和13年)で、竣工当時は規模・設備において、日比谷公会堂と並ぶ大講堂であり、外部使用も認めたことから、日本文化の殿堂としての役割を果たすことになります。
戦後は都内でも公会堂は少なく、音楽公演のメッカとしても、広く知られるようになったそうです。

共立女子大②
千代田区景観まちづくり重要物件でもあり、千代田区観光協会のホームページにはゴシック建築を基調としていると書かれています。
言われてみれば正面から見た立面が、ゴシック教会の鐘塔に見えなくもありません。

1956年には内部を全焼する火災に見舞われ、その時に竣工当時には切妻屋根だった屋根は、現在のボールト屋根に掛け替えられます。

2007年(平成19年)にも外部のタイルが貼りかえられていますが、竣工当時の面影を出来るだけ残そうとしたようです。

共立女子大③
外壁に取り付けられた格子状のボーダー

       共立女子大④
       出入口や窓の欄間部分の有孔ブロックも、外観上の特徴でしょう。

つい最近まで、直ぐ近くの神田錦町3丁目に前田健二郎の師匠にあたる岡田信一郎が設計し、1928年に竣工した博報堂旧本社屋も在りました。
去年の秋頃解体が決定したことを知り、今年の1月に行った時には、既に解体工事が始まっていて、建物にはシートが掛けられ、その姿を写真に収めることが出来ませんでした。
学生時代、隣の大林組の設計部で模型作りのバイトをしてた頃、設計部の社員の方達に連れられて、博報堂の社員食堂へランチを食べに行ったと記憶しています。
当時はセキュリティーなどと言う概念は一般企業に薄く、誰でも出入り出来たのか?
それとも大林組と提携でもしていたのかも知れません。
とにかく、僕と若干の関わりさえ在った昭和初期の名建築を、永遠に撮り逃した事が悔やまれます。


本文は千代田区観光協会のホームページを参考に、一部参照もして記載しています。
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テーマ:建物探訪 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2010/12/30(木) 00:17:50|
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