アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

国立西洋美術館

昨日、上野の国立西洋美術館で開催されているカラバッチョ展を見に行って来ました。
元々絵画にそれ程興味が有った訳ではないのですが、今回のイタリア旅行で、各都市の世界屈指の美術館で絵画や彫刻の芸術品に触れ、この歳になって絵画にも興味を持つようになったのです。
カラバッチョ展チケットは、4月には手に入れていたのですが、混雑しているとの報道が有り、しばらく様子を見ている間に、国立西洋美術館世界遺産に登録されると言うニュースが飛び込んできました。
ただでさえ人気のカラバッチョ展に美術館の世界遺産登録が重なってしまったので、混雑が予想される週末の訪館は諦め、平日の午後に出掛けた訳です。

国立西洋美術館2
国立西洋美術館
本館の設計はル・コルビジエが、弟子の前川國男、坂倉準三、吉阪隆正が実施設計と監理を行ったと言われていますが、実際にコルビジェはコンセプトやスケッチを提示しただけなので、前川、坂倉、吉阪の弟子達の共同作品と言えるのではないでしょうか?
新館は前川國男が設計しています。

国立西洋美術館3

国立西洋美術館4

国立西洋美術館5

基本設計者 / ル・コルビジェ
実施設計社 / 前川國男、坂倉準三、吉阪隆正
竣工年 / 1959年 ( 本館 )、1979年 ( 新館 )
所在地 / 東京都台東区上野公園7番7号

世界文化遺産に登録 国立西洋美術館を含む7か国17資産で構成される「ル・コルビュジエの建築作品」として登録 ( 2016・5・17 )
重要文化財指定 築50年以内の建物としては初めての指定 ( 2007・12・21 )


世界遺産ファンてである私の個人的な感想としては、この建物が世界遺産に登録される程の建物とは思えません。
外観にコルビジェらしさはあまり感じられず、コルビジェが描いたコンセプトも実現出来ていないと思います。
世界遺産の登録基準は、もっとハードルを高くしてもいいのではないでしょうか?
商業主義に陥っているとしか思えません。

国立西洋美術館1
平日の午後と言うことで混雑はなく、すんなりと入館することが出来ました。

カラバッチョ展を見終わって喫茶室で一休み
国立西洋美術館19
喫茶室から中庭越しに新館を見る。

国立西洋美術館18

 1464925507670.jpg

カラバッチョ展のチケットで見ることが出来たので、常設展示も見てきました。
国立西洋美術館6

国立西洋美術館7
美術館の中心部で吹き抜けとなったホールは、コルビュジエによって「19世紀ホール」と命名され、ロダンの彫刻が展示されています。

国立西洋美術館8
ホールにはトップライトからが自然光が降り注ぎます。

国立西洋美術館9

国立西洋美術館10

国立西洋美術館15
2階の常設展示室へは、ホールに展示されたロダン彫刻を見ながら、ジグザグにスロープを上がって行きます。

国立西洋美術館16

国立西洋美術館11
2階は中央の吹抜けのホールを囲むように常設展示室が配されています。
回廊状の展示方法は、コルビジエによる「無限成長建築」というコンセプトに基づくもので、将来拡張が必要となった際に、外側へと建物を継ぎ足していける構造です。
本館正面に向かって右側にある外階段は、本来出口として設計されたものですが、立入禁止になったまま、一度も使用されていません。
写真の天井高が低くなっている部分は、自然光を取り入れ、明りを調整する為に設置されたものでしたが、現在では蛍光灯を使用しています。

国立西洋美術館12
コンセプトには企画倒れのものが多いものの、デザインでは見るべきものが沢山あります。

国立西洋美術館13

国立西洋美術館14
だだし、コルビジェの作品に見られる、コンクリート打ち放しによる荒々しい彫刻のようなものではなく、いかにも日本的な肌理細かく施工された肌合いのコンクリートによるものです。

    国立西洋美術館20
    コンクリート打ち放しの円柱のアップ

国立西洋美術館17
新館から中庭越しに本館を見る。
  1. 2016/06/03(金) 12:42:28|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:1

浅草文化観光センター

イタリア旅行の後と言うこともあり、今年のゴールデンウィークは特に遠出をすることもなく、出掛けたのは二日に浅草に行っただけでした。

勿論、浅草の近辺は何度も散策したことはありましたが、今何かと話題の隈研吾さんが設計したこの建物を見る為です。
浅草観光案内所-1
浅草文化観光センター

設計者 / 隈研吾
竣工年 / 2012年
所在地 / 東京都台東区雷門2-18-9


浅草観光案内所-2
最近、さんが多用している木製ルーバーがこの建物でもふんだんに使用されています。

浅草観光案内所-3

浅草観光案内所-4
見る人によっての好き嫌いはあるのは当然ですが、私は好きなデザインです。

ゴールデンウィークなので、中は国内外の観光客でごった返していると覚悟していましたが、それ程の混雑ではありませんでした。
浅草観光案内所-17
中央に吹抜けがあり、内部階段で繋がれてている1・2階は観光案内所。
室内にも垂木風に木材がふんだんに使われています。

浅草観光案内所-7
階段を上った中2階には窓際にベンチを置いたスペースがあります。
ベンチは少ないですが、階段を上がってくる人は殆どいないので、ここで一休みすることが出来ます。

浅草観光案内所-6

浅草観光案内所-8
いい感じのスペースだと思うのですが、利用している人は私を含めて2組 ( 4人 )だけ。

更に上階へ上ってみましょう。
階段で上るには、ここからは一般の利用客の使用は想定していないような、窓のない狭い階段を利用することになります。
3階は事務所、4・5階は会議室と研修室で、窓のない鉄の扉が閉ざされていて、途中でエレベーターに乗ることも出来ません。
閉所恐怖症とまでは言いませんが、窓のない閉ざされた空間が苦手な私にはちょっと辛い時間です。
外観のデザインから、勝手に各階ともが案内所や土産物の販売や飲食店か休憩所になっていると思っていたので、階段を利用したことをちょっと後悔です。

浅草観光案内所-9
6階まで上るとやっと扉があいていて、多目的スペースが在りました。
浅草の紹介らしき映像が上映されていましたが、だれも見ている人はいません。

     浅草観光案内所-10
7階の展示スペースはには伝統的な人形などの展示があり、ここには10人以上の人が居ました。
鉄骨の外部階段を上って最上階へ

浅草観光案内所-11
8階の展望テラス
冬場はともかくとして、眺めは抜群、他の3シーズンには涼しくて気持ちの良いスペースです。
抜群の眺望と居心地にも拘らず、ここも人が少なくて吃驚です。
浅草観光案内所-15

浅草観光案内所-12

浅草観光案内所-13  浅草観光案内所-14
覗いてみると、一組しか客が居なかったので展望テラスの直ぐ隣にある喫茶店にも入ってみました。
折角なのでビールも頼んじゃいました。

浅草観光案内所-16
喫茶店からの眺め
雷門、仲見世通り越しに浅草寺を見る。 

浅草観光案内所-5
杉集成材のルーバー
雨が直接当たり難い場所なので、変色は僅かです。
たぶん特殊な処理がされているのだと思います。
  1. 2016/05/16(月) 12:33:51|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

住吉の長屋

昨日は嫁の実家が所有するアパートの改修工事の立ち合いに、大阪の住之江まで、義父と一緒に行って来ました。

一人ではなかったので、大阪を彼方此方散策することは出来ませんでしたが、隣駅に在る安藤忠雄氏の出世作「住吉の長屋」だけは見てきました。

住吉のな長屋-1
住吉の長屋

住吉の長屋-2

設計者 / 安藤忠雄
竣工年 / 1976年 ( 昭和51年 )
所在地 / 大阪市住吉区住吉2丁目
1979年日本建築学会賞


近所に在るだろうことは分かっていましたが、今まで見けられませんでした。
今回試しに検索してみると、住所まで載っているサイトがあり、グーグルマップでも地図上に「住吉の長屋」と明記されていました。

住吉の長屋-3
道路からのセットバックも最小限。

住吉の長屋-4
建設当初は長屋の一戸を取り壊して建てた住宅でしたが、今は両隣りの長屋も普通の住宅に建て替えられ、隣り合う建物の隙間も広くなっているようです。
外壁のコンクリート打ち放し面は補修工事がなされたようで綺麗でした。

  1. 2016/04/20(水) 14:51:02|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

旧帝国ホテル 中央玄関 ホワイエ吹抜け部

F・L・ライトのデザインの一つの特徴として、外部のデザインや材料が建物内部にも連続して使用されます。
旧帝国ホテルのデザインも例外ではなく、大谷石、煉瓦、スクラッチタイル、透かしテラコッタ等の外部で使用された材料が内部でもふんだんに使用され、外観の特徴である大谷石の帯により水平線を強調するデザインも内部にも入り込み、ロビーの吹抜け廻りでは、更に劇的な空間を構成する要素となっています。

ホワイエ ①

ホワイエ ②

吹抜け廻りの各階の天井は低く抑えられ、エントランスの扉からホテル内に入り、数段階段を上がって吹抜けに至った瞬間の劇的効果を増すように設計されています。

ホワイエ 24

ホワイエ ⑧

ホワイエ ⑫

ホワイエ ⑲

ホワイエ ⑱

ホワイエ ③

三層分の吹抜けの四隅を支える4本の柱も圧巻です。

ホワイエ ⑤

車寄せの屋根を支えるポーチ柱と同様に、彫刻された大谷石スクラッチタイル、そして明かりを通す透かしテラコッタによって構成さる巨大な柱は光の籠柱と呼ばれいて、建物を支える構造のみならず、ロビ-の劇的空間を演出する立役者と言えるでしょう。

ホワイエ ⑥

ホワイエ ⑨

ホワイエ ⑭

4本の柱のうち、奥 ( 食堂側 ) の2本には、脇に大谷石だけで造られた袖壁状の柱があります。

ホワイエ ⑩

3階部分はスラブを大きく持ち出したバルコニーがこの吹抜けの迫力を増す要素となっています。

ホワイエ ⑮

ホワイエ ⑰

まったくもって凄い装飾です。

ホワイエ ⑪

光の籠柱の前に置かれているテーブルと照明もライトがデザインしたもの。

ホワイエ ⑬

ホワイエ 21

ホワイエ 23

3層吹抜けのロビーには周りのラウンジや廊下越しに間接的に光が注がれます。

ホワイエ 22

エントランス ①

ロビーから数段低いレベルにあるホワイエからエントランスを見る。

エントランス ②

エントランスからホテル内に入って直ぐのホワイエの天井は非常に低く抑えられています。


  1. 2016/02/15(月) 12:52:02|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

旧帝国ホテル 中央玄関 外部ディテ-ル

今日は 旧帝国ホテル 中央玄関 エントランス周りのディテールを紹介します。

外部玄関詳細 1 外部玄関詳細 2
エントランス扉の左右の柱
ここでも大谷石が、煉瓦との組み合わせでふんだんに使われています。
大谷石は加工性の良さと入手し易さから選ばれた材料だと思われます。

外部玄関詳細 5
扉から車寄せに出て、正面の池方向を見る。
庇を支える2本の柱の間には、大谷石から削り出されたオブジェが置かれています。

外部玄関詳細 3 外部玄関詳細 4

車寄せに架かる巨大な柱は、勿論構造的には庇を支える為に必要なものですが、構造的な意味合いよりも、彫刻と言った方が良いでしょう。
光を透かす透かしテラコッタは建物の内外、特に柱の装飾に多く使われ、大谷石に施された彫刻と共に、この建物大きな特徴です。

外部玄関詳細 7 外部玄関詳細 8

      外部玄関詳細 6
      いったい何をイメージしたものなのでしょう?

外部玄関詳細 10
見上げると屋根の上にも似たオブジェが載っています。

      外部玄関詳細 11
      右翼ラウンジとホワイエを隔てる壁の端部

      外部玄関詳細 9
      エントランス扉横の開口部

      穴あき煉瓦も彼方此方に使われています。
  1. 2016/02/13(土) 11:52:44|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

旧帝国ホテル 中央玄関 外観

今日からは去年の4月に訪れた明治村移築保存されている、旧帝国ホテル 中央玄関 の写真を数回に分けて紹介します。

帝国ホテル 正面外観②
旧帝国ホテル 中央玄関

設計者 / フランク・ロイド・ライト
竣工年 / 1923年 ( 大正12年 )
解体年 / 1968年 ( 昭和43年 )
移築年 / 1976年 ( 昭和51年 )
旧所在地 / 東京都千代田区内幸町
登録有形文化財


帝国ホテルu3000南東外観①g

設計者のフランク・ロイド・ライトル・コルビジェミース・F・ローエなどと共に、近代建築の巨匠の一人と言われています。
日本にも馴染みの深い建築家で、旧帝国ホテルの以外にも自由学園 明日館淀工迎賓館 ( 旧山邑邸 ) 等の建物を設計しています。 
旧首相官邸に代表されるライト様式と呼ばれるライトのデザインを模した建物も多く建てられ、日本建築や浮世絵にも造詣も深く、彼の作品集や文章を見るとその影響が彼方此方に伺われます。

帝国ホテル 南東外観③

皇居の正面に建設された旧帝国ホテルの面積は34,000㎡の巨大な建物でしたが、明治村に移築されたのは中央玄関周りの車寄せ、ホワイエ、ロビー、ラウンジのみ。
それでも主に煉瓦大谷石で構成された建物の存在感は圧倒的です。
大谷石で造られた軒や胴蛇腹や窓台によって、水平線が強調させるライト初期の作風の特徴が良く現れている外観です。
建物の内外にわたり、様々な造形が刻まれた大谷石透かしテラコッタによって、他では見られない個性的で他を圧倒する装飾が施されています。

帝国ホテル 東翼詳細①

ガラスとコンクリートによるシンプルでややもすると単調に成りがちなデザインの建物を見慣れてしまった現代人には、ちょっとやり過ぎに思える程、建物の隅々まで拘り抜かれた装飾が施されています。

帝国ホテル 東翼詳細②

建物の東側へ回ってみましょう
帝国ホテル 東外観①
デザインの肌理の細かさは正面と変わりません。

帝国ホテル 東外観②

帝国ホテル 東外観③

正面に戻って西側面も見てみましょう。
帝国ホテル 南西外観③修正

帝国ホテル 南西外観⑤
左右対称のデザインなので、東側からの反転の絵になっています。

帝国ホテル 南西外観④

帝国ホテル 西翼詳細①

帝国ホテル 西外観①

  1. 2016/02/12(金) 17:03:02|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2016年 佃 ~ 月島散策

今回初めて立ち寄った佃一丁目の散策を終え、二丁目を通って月島に向かいます。

一丁目同様に街の彼方此方に出し桁造り銅板葺の看板建築が残っている地域です。

佃 15
ちょっと路地を覗き込めばこの通り

佃 16
彼方此方に点在するレトロな建物の中でも、この二棟が特に素晴らしい。

佃 17
中島商会    所在地 / 中央区佃2丁目21

佃 18
窓がアルミサッシに改修されているのは残念ですが、傷んだ銅板はきちんと補修されています。

佃 19

佃 20

佃 21
上部には亀甲崩し、下部には網代(桧垣)紋様が施されています。
また珍しいのは、霧除け庇と一体化している点と、両端の面を取った柱型の様にも見えることです。

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 1 》


佃 23
長谷部精米店    所在地 / 中央区佃2丁目21

1階部分は全て改修されていますが、黄色のテントより上は堂々たる和瓦葺の出し桁造りが見られます。

佃 22

佃 24
戸袋飾りの紋様は珍しい松皮菱紋様です。

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 2 》

佃2丁目3丁目には他にも色々在りますが、以前にアップした記事をご覧ください ⇒ 《 3 》 《 4 》 《 5 》

初見橋交差点を渡って月島のモンジャストリート
つきじ 風月
風月    所在地 / 中央区月島1丁目19

この通りにも色々在りますが、今日はここだけにして直ぐに食べられそうなもんじゃ屋さんへ

もんじゃ1 もんじゃ2

築地で海鮮丼を食べてそれ程空腹ではなかったのですが、もんじゃの煙につられてしまいました。

以前にアップした月島の関連記事はこちら 
⇒ 《 ⑥ 》 《 ⑦ 》 《 ⑧ 》 《 ⑨ 》 《 ⑩ 》 《 ⑪ 》
  1. 2016/01/26(火) 00:00:18|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2016年 佃散策 正政商事、つくだに天安

佃も以前に何度も訪れたことはありましたが、いつも清澄通り近くの二丁目辺りを散策していました。
今回は佃大橋を渡り、直ぐ左手の住吉神社の在る一丁目を歩いてみました。
佃 1
細い路地の奥を覗きこむと、直ぐに一棟の出し下桁造りの建物を見付けました。

佃 2
レトロ感が漂う小道です。

更に先に進んで行くと
佃 3
正政商事( 有 )    所在地 / 中央区佃1丁目4

佃 5
出し桁周りの詳細、窓に施された繊細な格子、銅製の樋と化粧じょうご等、何処を見ても完璧な出し桁造りの建物です。
今まで僕が見て来た出し桁造りの建物の中で、間違いなく5本の指に入る完璧な建物です。

佃 6
程よい出の腕木に支えられた太い出し桁と、やはり程よい出の垂木のバランスが絶妙です。
戸袋の木目もなかなかに美しい。
佃 10


佃 7
2階屋根の銅製雨樋

佃 8
こちらは1階屋根庇の銅製雨樋

佃 9
玄関の引違扉のガラスも今ではなかなか見られない、珍しいガラスですね。


そしてレトロな建物の多い佃でも、一番有名な出し桁造りの建物と言えば
佃 11
元祖佃煮 天安本店    所在地 / 中央区佃1丁目3−14

佃 12
間口は二間と、正政商事よりは規模は小さいものの、この建物も完璧と言って良い出し桁造りの建物です。

佃 13

佃 14

どちらも素晴らしい建物でした。
佃には、他にも何棟も出し桁造りの建物が残っているので、また何時かゆっくり時間を掛けて散策したいと思います。

次回は佃二丁目を通って月島へ向かいます。


  1. 2016/01/25(月) 08:00:12|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2016年 築地場外市場~佃大橋へ 旧 つきぢ 亀屋 再訪

築地場外市場近辺の散策した後、勝鬨橋は渡らずに晴美通りを渡って佃大橋へ向かいました。
築地7丁目辺りにも沢山の看板建築出し桁造りの建物が残っています。
その中でも特に好きな建物が
築地散策 20
旧 つきぢ 亀屋    所在地 / 中央区築地7丁目14-7

以前に訪れた時には、つきじ亀屋と言う店名のおでん屋さんでしたが、今は空き店舗の状態でした。

築地散策 22
以前も紹介しましたが、細かい細工の戸袋飾りがあまりに素晴らしいので、再度紹介したいと思います。
上の写真は2階の戸袋飾り。
上部はシンプルな一文字葺きで下部は菱葺です。
特に珍しい紋様ではありませんが、紋様の造りの細かさが、他ではなかなか見られないものです。

築地散策 21
1階の戸袋飾りの紋様も2階ほどではないにしろ、かなり細かなものです。

築地散策 23
1階開口部の上部に施された庇周りの詳細です。
つぎに入る店舗も、今のデザインを生かせる店舗になるといいのですが?

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 ① 》

聖路加ガーデンの横を通って隅田川沿いに出ます。
築地散策 24
この子はカモメかな?  鳥には詳しくないので・・・。

築地散策 26
佃大橋を歩いて隅田川を渡っていると、宇宙船ような船が橋を潜って東京湾方向へ走り去ってゆきました。

築地散策 25
空を飛べそうな感じです。

次回は佃を散策します。
  1. 2016/01/24(日) 14:13:55|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

2016年 築地散策

今年最初の三連休の中日の1月10日、天気が良くて暖かだったので、築地の場外市場へ何か美味しいものを求めて出掛けて来ました。

地下鉄を降りて地上へ上がってくると、先ずは築地本願寺が出迎えてくれました。

築地散策 1
築地本願寺     所在地 / 中央区築地3-15-1

築地散策 2
日本人だけでなく中国人観光客が沢山見学していました。

築地散策 3

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 ① 》 《 ② 》

築地場外市場へ
1453531151258.jpg

1453531077450.jpg

海鮮ひつまぶし丼  海鮮丼
大混雑の場外市場を散策し海鮮ひつまぶし丼に舌ヅツミを打った後、
以前に訪問した何棟かのレトロな建物が現存するかを確認してみました。
築地散策 4
岩元市場    所在地 / 中央区築地4-14 
建物の彼方此方に散りばめられたレリーフがユニークです。

築地散策 5

築地散策 8
エンジェルでしょうか? 坊ちゃん刈り髪型が面白い。

築地散策 9

築地散策 6
鬼の顔かと思いきや角がありません。 達磨さんかも?

築地散策 7
こちらは悪魔 or 河童?

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 ③ 》


場外市場を少し外れた場所の銅板葺の建物も残っていました。
築地散策 10
築地すし 鮑      所在地 / 中央区築地6丁目24-8

以前は 滝沢商店・伊勢田水産 と言う二つの看板が上がっていましたが、現在は築地すし 鮑と言う店名の寿司店に代わっていました。
築地散策 11
前面外壁のパラペット状の立上りは無く、僅かに寄棟屋根の瓦が見えています。
立上りは有りませんが、壁の上部には桧垣文様が施されています。

築地散策 19
戸袋飾りに施された銅板葺の文様は珍しい松皮菱文様です。

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 ④ 》


こちらの銅板葺の建物は以前と変わりません。
築地散策 12
海老の大丸    所在地 / 中央区築地6丁目21-7

築地散策 13

築地散策 14

築地散策 15
この建物も戸袋飾りに特徴があります。
他では見たことのない大きな柄の篭目葺きです。 
篭目編みは網代の一種なのですが、これだけ柄が大きいと編み柄には見えません。

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 ⑤ 》


築地散策 16
削り節 三軒家         所在地 / 中央区築地6丁目21-5

左となりのキャンブレン屋根の理髪店も健在でした。
築地散策 17
カットハウス松原    所在地 / 中央区築地6丁目21

以前にアップした関連記事はこちら ⇒ 《 ⑤ 》


今回の散策の新発見は、この銅板葺の建物一棟だけでした。
築地散策 18
所在地 / 中央区築地6丁目22-2
  1. 2016/01/22(金) 15:14:06|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

新小岩散策 たんす屋、中島自転車商会他

JR秋葉原駅から出発し 台東~小島~蔵前~浅草橋 と歩いてJR浅草橋駅までの散策を終え、総武線でJR新小岩駅まで移動します。
この日の最終目的地は新小岩駅から徒歩15分程度の所に在る江戸川区総合文化センター。
江戸川区総合文化センターで友人のバンドも出演する演奏会があるのです。
新小岩駅は大学一年の一年間、習志野校舎へ通う為に総武線で毎日通った駅でしたが、記憶に残る限りでは、下車したことは一度もなかったと思います。
一緒にコンサートを聞きに行く奥さんとの待ち合わせ時間までの時間を無駄にする訳にはいきません。
約30分、駅の南側をあてもなく彼方此方る気回ってみました。

八百福1
八百福     葛飾区新小岩1丁目
駅前広場からアーケードが架かった商店街には活気があり、南へ真直ぐ延びています。 目当ての看板建築は見付けられませんでしたが、アーケードから外れた道沿いには出し桁造りの建物が残っていました。
残念ながら現在は営業している様子はありません。


小林金属製作所1
小林金属製作所     葛飾区新小岩1丁目
こちらの出し桁造りの建物は現役の事務所として使われているようです。

小林金属製作所2


銅板葺の建物も見付けました。
たんす屋1
たんす屋     葛飾区新小岩1丁目

たんす屋2
前面の立上り ( パラペット ) はなく屋根は寄棟。

たんす屋3
銅板葺きの戸袋飾りや、銅板製の縦樋 ・ 横樋も残っています。

たんす屋4
戸袋飾りの文様は亀甲文様


たんす屋と同じ通りには
喜久屋1
プティック ぶーべ ・ ブティック 美香     葛飾区新小岩1丁目

喜久屋3
現地では気が付きませんでしたが、3階建てのように見えます。
立上り部の中央に施されているのは

喜久屋4
唐獅子でしょうか?
唐獅子のレリーフをが施すなんて、元々は何の店だったのか気になりますね。


最後はアーケードの商店街に戻ります。
中島自転車商会
中島自転車商会     江戸川区松島3丁目
アーケードも終わり付近で、JR新小岩駅からはかなり歩いた気がしていましたが、江戸川区に入っていたようです。
ご覧の通り、現役の自転車店です。
  1. 2015/12/17(木) 11:30:40|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

浅草橋散策 Ⅴ 浅草橋2~3丁目 

今日は浅草橋2~3丁目で見付けたレトロな建物を紹介します。

先ずは区立台東育英小学校近くで出会った建物から。
浅草橋3丁目 渡辺邸①
W 邸      浅草橋3丁目
青い施釉瓦に西洋神殿建築の柱頭にも見えるデザインが見られる、和風なのか洋風なのか良く分からない、国籍不明の建物です。

浅草橋3丁目 渡辺邸②
住宅地図を見ると、今は個人邸として使用されているようですが、1階の造りを見ると、元は店舗併用住宅だったと思われます。
取って付けたようにも見える3階部分は増築でしょうか?

浅草橋3丁目 渡辺邸3


斜向かいには出し桁造りの建物
浅草橋2丁目 革漉所横野 ①
革漉所横野     浅草橋2丁目

浅草橋2丁目 革漉所横野 ②
間口二間の店舗併用家屋が二戸並ぶ長屋建て。 
銅板葺の戸袋飾りも施されていますが、屋根が鉄板葺の為でしょうか? ややバラック的な印象です。


この辺りにも出し下し桁造りの建物が彼方此方に残っており、細い路地でも
浅草橋3丁目 ひまわり津杜①
ひまわり社     浅草橋3丁目

浅草橋3丁目 ひまわり津杜2
和瓦葺、太い出し桁、銅板葺の戸袋飾り、木製建具+すだれ、木製の肘掛け手摺と殆ど全ての要素が揃っています。

浅草橋3丁目 ひまわり津杜④
銅製の樋が残っていれば完璧だったのですが、ここまでのものは少なくなっています。

浅草橋3丁目 ひまわり津杜5
戸袋飾りは亀甲葺です。


別の路地を覗いてみても
台東3丁目 森下印材店①
森下印材店     台東3丁目
間口3.5間の堂々たる建物です。

台東3丁目 森下印材店②
何処の路地を覗き込んでも、一棟は出し桁造りの建物を見付けられる感じです。

台東3丁目 森下印材店③
バルコニーの手摺はスチール製なので、恐らく改修されたものだと思います。

台東3丁目 森下印材店④
鼻先には銅板葺の七宝文様が施されています。


最後に紹介するのは出し桁造りではありませんが、レトロ感漂う建物です。
浅草橋3丁目 大石デザイン
大石デザイン     浅草橋3丁目    
  1. 2015/12/12(土) 17:32:36|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

浅草橋散策 Ⅳ 浅草橋3丁目 H 邸 ( 3連アーチの銅板葺の看板建築 )

今日は浅草橋3丁目で見付けたレトロな建物を紹介します。

浅草端3丁目 3連アーチの銅板葺看板建築①
H 邸     浅草橋3丁目 

銅板葺の3連アーチの装飾を施した看板建築
見事なデザインで良好な状態を維持している建物ですが、この建物については最近まで全く知りませんでした。

浅草端3丁目 3連アーチの銅板葺看板建築④
住宅地図を見ると個人邸のような記載になっていましたが、建物の前にデリバリー用のようなスクターが置かれているので、何かの店舗として利用されているのかもしれません。

浅草端3丁目 3連アーチの銅板葺看板建築⑤
2階には縦長の両開き窓が3つ並び、銅板葺の柱型とアーチ型が施され、その上には洋風とも東洋風ともとれる霧除庇も見られます。洋風のデザインなので雨戸がないので、当然戸袋飾りはありません。

浅草端3丁目 3連アーチの銅板葺看板建築⑥
正面頂部の立上り部分(パラペット)には、旧店名の痕跡も確認できます。 
向かって右の文字は「太」だと思われますが、左は判別出来ません。

浅草端3丁目 3連アーチの銅板葺看板建築③
(有) ライズ     浅草橋3丁目

隣にも殆ど同じ間口、同じ高さの建物が残っています。
ペディメント風の頂部のデザイン以外は殆ど装飾は施されていませんが

浅草端3丁目 3連アーチの銅板葺看板建築②
出来れば2棟並んで、何時までも残っていてほしいですね。



  1. 2015/12/11(金) 09:10:32|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

浅草橋散策 Ⅲ 浅草橋5丁目

既に蔵前橋通り左衛門橋通り沿いの建物は紹介しましたが、今日は浅草橋5丁目の路地の奥で見付けたレトロな建物です。

浅草橋5丁目 大野屋燃料店
大野屋燃料店     浅草橋5丁目
この辺りにも、まだ彼方此方に出し桁造りの建物が点在しています。
清州橋通り左衛門橋通りのちょうど中間辺りの通りで見付けた大島屋燃料店の看板を掲げる建物もその一つ。
御多分に漏れずシャッターは締め切りになっていて、既に燃料店は営業はしていないようです。


    浅草橋5丁目 C邸①
    C 邸     浅草橋5丁目
   この建物は細い路地の中頃で見付けた目を引くデザインの建物。

 浅草橋5丁目 C邸②
1階の外壁はすっかり改修済み。 残っている2階以上の外壁は金属葺なのは確かですが、塗装されていて銅板葺だったかどうかは分かりません。

浅草橋5丁目 C邸③
それでも2階の窓に施されたペディメントの様な霧除け日指しが目を引きます。
1階とのデザインの関連が如何なっていたかが気になるところですが、今となっては家主に取材を申し込まない限りは知りようがありません。

  
    浅草橋5丁目 鶴の湯
    鶴の湯     浅草橋5丁目

銭湯建築では良く見られる 正面に設けられたの出入口に唐破風を施した宮型と言う建築様式。
戦後に建てられた銭湯でも宮型は用いられたので、築年の数予測は難しいですか、昭和中期の竣工ではないでしょうか?
  1. 2015/12/07(月) 11:24:06|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

浅草橋散策 Ⅱ 左衛門橋通り

今日は左衛門橋通り沿いのレトロな建物を紹介します。

先ずは左衛門橋通り沿い、都立忍岡高等学校隣のラーメン店から
浅草橋5丁目 めんや来吉①
めんや来吉     浅草橋5丁目1-32
間口2.5間の4棟長屋。 規模大きな出し桁造りの店舗併用の長屋家屋です。


この建物の向かいにも
浅草橋3丁目 和瓦銅板葺出し桁①
I 邸       浅草橋3丁目   
こちらは長屋建てではなく1戸独立しています。

浅草橋3丁目 和瓦銅板葺出し桁②
間口は2.5間でしょうか?

浅草橋3丁目 和瓦銅板葺出し桁③
1階2階共に木製の開口部が残っています。 木製の手摺も建設時のままなのが嬉しいです。

浅草橋3丁目 和瓦銅板葺出し桁④
店舗の庇の先端には細かな細工の桧垣文様が施されています。


同じく左衛門橋通り沿いの建物
浅草橋3 杉野邸①
S 邸     浅草橋3丁目
住宅地図を見ると、現在は個人邸として使用されているようですが、建物のデザインから見ても、元はこ洒落た洋風事務所か店舗だったと思われます。

 浅草橋3 杉野邸②
 ボーターの出は少ないものの、3連窓に施されたアーチが目を引きます。
 スチール製の手摺が貧弱なのがちょっと残念です。

浅草橋3 杉野邸③
パラペットにモルタル造形で施された装飾もなかなかです。
  1. 2015/12/06(日) 07:30:00|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

浅草橋散策 Ⅰ  蔵前橋通り

蔵前の散策を終え、蔵前橋通りを西に進んで鳥越2丁目の交差点

先ずは交差点に面する角に建つ建物から
浅草橋3丁目 みちしるべ①
おふくろの味 みちしるべ     浅草橋3丁目

角地の特性を目一杯に利用した店舗併用の家屋
2階の切り除け庇の正面と、柱型の頂部近くにモルタル造形によるレリーフが見られます。

  浅草橋3丁目 みちしるべ②


交差点から辺りを見回すと、2棟の銅板葺の建物が目に入ります。
鳥越1丁目 佳山明生健康カラオケクリニック①
佳山明生健康カラオケクリニック他    鳥越1丁目
以前おかず横丁を散策したときには何故気が付かなったのか?
間口二間の店舗が並ぶ二軒長屋。 見事な銅板葺の看板建築です。

鳥越1丁目 佳山明生健康カラオケクリニック②
側面の壁は錆て傷みが進んでいます。

鳥越1丁目 佳山明生健康カラオケクリニック③
正面の銅板の状態は悪くありません。

鳥越1丁目 佳山明生健康カラオケクリニック④
店舗の看板と後付けのバルコニー手摺 ( 単管パイプか? ) が邪魔していますが、良く見ると銅板葺の戸袋飾りには、見事な麻の葉文様青海波文様が施されています。

鳥越1丁目 佳山明生健康カラオケクリニック5
建物正面の立上り ( パラペット ) 部分の銅板は桧垣文様


この建物向かいにも銅板葺の建物が
浅草橋5丁目 I邸①
I 邸     浅草橋5丁目

外壁の上部は茶色くペイントされ、1階は住宅用に改修されて、2階部だけが銅板葺きと分かります。

浅草橋5丁目 I邸②
戸袋飾りには桧垣文様が施されています。
雨戸の間から垣間見える木製窓の欄間は障子戸を思わせます。

浅草橋5丁目 I邸③
良く見ると、色々と細かい細工が施されています。



  1. 2015/12/05(土) 07:30:00|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

小島~蔵前散策 Ⅳ

今日は日本聖公会 浅草聖ヨハネ教会 の近辺。 江戸通り隅田川の間で見付けたレトロな建物です。

日本聖公会 浅草聖ヨハネ教会の向かいのラーメン店
蔵前2丁目12-3 らーめん元楽
らーめん元楽    蔵前2丁目12-3

蔵前2丁目 大田プロセス
こちらは斜向かいの建物    蔵前2丁目
建てられたのが戦前か戦後か分かりませんが、築50~60年位は経っていると思います。


蔵前2丁目 の謎の建物①
開口部の見当たらない謎の建物    蔵前2丁目

蔵前2丁目 の謎の建物③
のっぺらな建物かと思いきや、パラペットの頂部には確かな装飾が施される不思議に建物です。

蔵前2丁目 の謎の建物②


ここからは江戸通り沿いの建物
蔵前2丁目 土佐丸 酒井勝商店①
大衆酒場 二代目 元祖 土佐丸   酒井勝商店    蔵前2丁目
路地を隔てて2棟のレトロな建物が並んでいます。 
    
    蔵前2丁目 土佐丸 酒井勝商店②
    ○に石の字のマークのこの建物、 元の店名は何だったのか?     
    奥になるにしたがって、建物が低くなっていくのが面白い。


蔵前2丁目 萩原亀吉商店 上田屋商店 ①
萩原亀吉商店   上田屋商店    蔵前2丁目
どちらも間口四間の堂々たる店構え

蔵前2丁目 萩原亀吉商店 上田屋商店 ②
奥は洋館風の建物です。
  1. 2015/12/01(火) 08:00:02|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

小島~蔵前散策 Ⅲ

今回は蔵前界隈をウロウロします。

先ずは青木印刷の近くの鮨店から
蔵前3丁目 榊寿司③
榊寿司    蔵前3丁目14−1
赤い鳥居は藏前神社

蔵前3丁目 榊寿司②
屋根は入母屋造りですが、蔵のように重量感のある土壁の外壁です。

   蔵前3丁目 榊寿司①


江戸通りを渡り春日通りとの交差点へ出ます。
東京厚生信用組合①
東京厚生信用組合浅草支店
「ぼくの近代建築コレクション」と言う、いつも参考にさせてもらっているサイトによると、築年は昭和5年頃と記載されたサイトがあったそうですが、東京厚生信用組合の創設は昭和28年で、竣工時は別目的で建てられた建物らしいです。

設計者 / 不詳
竣工年 / 1930年頃 ( 昭和5年頃 )
所在地 / 台東区駒形1丁目1−12



江戸通りを少し入った道沿いにレトロな教会を見付けました。
蔵前2丁目 日本聖公会②
日本聖公会 浅草聖ヨハネ教会

設計者 / 不詳
竣工年 / 1929年 ( 昭和4年 )
所在地 / 台東区蔵前2丁目22-2
国登録有形文化財


    蔵前2丁目 日本聖公会③

文化遺産オンラインには「西を正面とし、間口9.1m奥行22mのRC造2階建の礼拝堂を北に、RC造3階建の談話室を南に設け、その間を階段室で繋ぐ。礼拝堂にはバットレスを付け、尖頭アーチ窓を開ける。ゴシック風意匠になるRC造教会の一例。」と期されています。

    蔵前2丁目 日本聖公会⑥
上記の文化遺産オンラインの説明文によると「談話室」らしいですが、一般の人が利用出来る喫茶店のようです。

    蔵前2丁目 日本聖公会⑤

蔵前2丁目 日本聖公会①

    蔵前2丁目 日本聖公会④
    尖頭アーチの開口部が並び、ゴシック風の印象を与えます。

蔵前2丁目 日本聖公会⑦
礼拝堂側面壁のバットレス




  1. 2015/11/30(月) 16:43:12|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

小島~蔵前散策 Ⅱ

小島には再訪問して存在を確認したい建物が他にも在りましたが、今回は諦めて蔵前小通りを東へ急ぎ足で進みます。

    先ずは国際通り沿いのタイガービル
    蔵前4丁目 タイガービル①
    タイガービル

何と改修中で正面にはシートが掛けられていて、外観を特徴づけている丸窓スクラッチタイル、正面の頂部 パラペットを飾るレリーフを見ることは出来ませんでした。
設計者 / 不詳
竣工年 / 1934年 ( 昭和9年 )
所在地 / 東京都台東区蔵前4丁目30−7
登録有形文化財 ( 建造物 )


蔵前4丁目 タイガービル②
中央の1階店舗の出入口はシャッターが閉まっていましたが、開いている出入口も有り、店舗は営業中でした。

    蔵前4丁目 タイガービル③
正面はシートで何も見えないので、シートの掛かっていない裏側へ回ってみます。
タイガービルは建設当初はエレベーター付の高級賃貸集合住宅として建てられた震災復興建築の一例です。

    蔵前4丁目 タイガービル④


国際通りを渡り、江戸通り地下に都営大江戸線が走る通りとの三角地帯へ
台東3丁目 青木印刷①
青木印刷    台東3丁目
事前にストリートビューで見付けていた、銅板葺の建物です。

台東3丁目 青木印刷4
銅板葺で正面のパラペットが立ち上がっていないので、看板建築とは言えませんが、軒先周りには銅板でコーニス風に装飾が施されています。
間口3間で外壁は銅板葺、亀甲文様で銅板葺の戸袋飾りが施された、和瓦葺寄棟屋根の日本家屋です。

台東3丁目 青木印刷⑤
亀甲文様の戸袋飾り

台東3丁目 青木印刷3
奥行きも結構ありそうです。

台東3丁目 青木印刷2
  1. 2015/11/23(月) 12:59:03|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

小島~蔵前散策 Ⅰ

佐竹通り南口交差点から清州橋通りを渡って台東区小島

小島も以前に訪れたことがあり、何棟も現存していることを確認したい建物が有ありますが、時間がなかったので遠回りにならない所に在る建物だけ確認しました。

清州橋通りを細い路地を小島側に少しだけ入った所に在る銅板葺の建物から
    小島1丁目 富士製本所
    松崎製作所    所在地 / 小島1丁目
   以前は銅板が緑色をしていましたが、茶色に塗装したようです。
   1階部も全面が開口部でしたが、住宅風に改修されています。


       小島1丁目S邸①
       S邸    所在地 / 小島1丁目
  こちらの銅板葺の建物は、以前と何一つ変わった様子はありません。

    小島1丁目S邸②


    このモルタル造形の看板建築の秀作も無事でした
    小島1丁目 旧請負山田①
    旧請負山田    所在地 / 小島1丁目

   小島1丁目 旧請負山田②

     小島1丁目 旧請負山田③

小島1丁目 旧請負山田④

小島1丁目 旧請負山田⑤

この建物も素と目には非常にいい状態なので、安心しました。
  1. 2015/11/19(木) 09:54:14|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

台東1丁目~4丁目散策 Ⅳ

台東区台東散策の4回目です。

竹町公園前の交差点を右 ( 南 ) に曲がると、直ぐ右手にモルタル造形の3軒長屋にが在りました。
台東3-34 丸長神店 啓文社①
丸長神店 啓文社    台東3丁目

台東3-34 丸長神店 啓文社②
3軒のうち、向かって左端の建物の外装は改修されていましたが、残りの2軒の外壁には波板のような縦縞と、戸境には柱型の様な装飾が施されています。
  

   数十メートル歩いた左手には
   台東2-24-5 台東印刷
   台東製作所    台東3丁目
   縦長窓が並ぶ、なかなか立派な洋風事務所建築
   取って付けたように見える3階は、増築だと思われます。 

向かって右隣には、間口2間 和瓦葺 き 出し桁造りの建物
台東3 若菜邸
W邸    台東3丁目
この建物も元は1階が店舗の店舗併用家屋だったと思われますが、今は住居としてノミ使われているようです。
鋼製のバルコニー手摺の合間から、亀甲文様の施された銅板葺の戸袋飾りが見られます。


台東製作所の建っている角を左に曲がり、細い路地を散策しながら佐竹商店街方面へ向かいます。
      台東3 古川邸①
      F邸    台東3丁目

  台東3 古川邸②  
  以前にも訪れたことのある銅板葺の住宅です。
 
台東3 古川邸③
2階の外壁線より、わずかに張り出した1階の軒先部の装飾。
表通りからは外れた細い路地沿いに在りますが、この建物も元は店舗だったのではないでしょうか?


台東3 西郷医院
西郷医院    台東3丁目
この西郷医院も以前に訪れたことがあります。
その時の記事は ⇒ 《 こちら 》

     向かって右隣りの銅板葺の建物 も
     台東3 矢野邸①
     Y邸    台東3丁目

    台東3 矢野邸②
    以前と変わった様子はありません。


道路を挟んで、向かって左側の出し桁造りの建物
台東3 上原商店
上原商店    台東3丁目


上原商店の斜向かいの銅板葺の三軒長屋も無事でした。
台東3 銅板長屋①
銅板葺の三軒長屋    台東3丁目

台東3 銅板長屋②

台東3 銅板長屋③


台東3丁目の最後は、ここも以前に訪れたことのある、清州橋通り沿いのモルタル造形の建物
    台東3 神田パイプ
    神田パイプ    台東3丁目 
8年前の写真を見ると、シャッターは開いていてトラックも出入りをしていることが分かりますが、今はそのシャッターは錆付いていて、使われていないように見えます。

  1. 2015/11/14(土) 18:07:33|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

台東1丁目~4丁目散策 Ⅲ

   台東区台東散策の3回目です。
   台東3丁目と4丁目の境界線上の通りを竹町公園方向に歩いて行くと

    台東3 田口邸
    T邸  台東3丁目  

    台東3 伊坂邸①
    I 邸   台東3丁目
    この建物も木造3階建ての店舗併用の家屋だと思われます。

   台東3 伊坂邸②
   2階建てを装う形跡は、全く見られません。


こちらは路地を除き込んで歩いて、少しだけ台東4丁目に入ったところで見つけた日本家屋です。
     台東4 鈴木邸①
     S 邸   台東4丁目

    台東4 鈴木邸②
  道沿いにさりげなく置かれた植木鉢が、下町情緒を漂わせています。


    この出し桁造りの建物はS 邸の更に数件北側に在りました。
    台東4 出し桁①
     銅板葺の出し桁造り   台東4丁目
この建物も元は1階は店舗だったと思われますが、今は営業している様子はなく、住宅として使用されているようです。

台東4 出し桁2
2階の窓の両端には左右対称に銅板葺の戸袋飾りが施されています。

    台東4 出し桁③
    戸袋飾りに施されているのは麻の葉文様です。


再び台東3丁目と4丁目の境界線上の通りに戻り、竹町公園前の交差点近くで、元は銅板葺だったのではと思われる、6軒長屋の看板建築が在ります。
台東4-3-1 いなかむら他①
6軒長屋の看板建築   台東4丁目
 
    台東4-3-1 いなかむら他②
1階部分はすっかり改修されて、綺麗な店舗になっています。 窓は合板で塞がれていますが、2階の外壁は銅板葺のままです。

    台東4-3-1 いなかむら他③
    こちらの銅板は、更にかろうじて残っている状況です。

  1. 2015/11/13(金) 08:15:05|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

台東1丁目~4丁目散策 Ⅱ

台東区台東散策の2回目です。
せっかく入ったすえひろレンガ通りですが3階建て銅板葺のS邸を見たらすぐに左へ曲がります。
曲がれば右手に、今回の散策の主目的の一つである、ギリシャ・ローマ風の化粧柱の施されたモルタル造形の看板建築が在る筈でしたが、またもや解体されてしまったのか? 空き地になっていました。
ストリートビーューによる事前では存在していたので、解体されたのはつい最近のことだと思われます。

   ガスライターサーピスセンター
   解体された ガスライターサーピスセンター

気を取り直して更に先に進むと、堂々たる出し桁造りの建物が見えてきました。
台東3丁目 瓦葺銅板出し桁①
和瓦葺き銅板葺の出し桁造りのS邸  台東3丁目

現在は住宅として使われているようですが、道路に面する1階部分の造りから見て、元は店舗だったと思われます。

台東3丁目 瓦葺銅板出し桁②
出入口の横にはショーウインドーが施されています。
1階の店舗周りが、これ程見事に昔の姿を残している例は少ないです。

    台東3丁目 瓦葺銅板出し桁⑧
店舗の入り口扉はシンプルながら、斜めの押し棒など、なかなかモダンなデザインです。

台東3丁目 瓦葺銅板出し桁③
2階の外壁は銅板葺。 1階はレトロなタイル貼りです。
2階が和風で、1階は洋風と言う対照的なデザインなのに、それ程違和感はありません。

    台東3丁目 瓦葺銅板出し桁⑨
スクラッチタイルとは、表面を櫛引きして平行の溝をつくって焼き上げた無釉タイルのことです。
このタイルは櫛引きした溝の方向が、通常のスクラッチタイルとは90度違い、釉 ( うわぐすり ) を施した施釉タイルのように見えます。

台東3丁目 瓦葺銅板出し桁④
東京の出し桁造りの建物は、出し桁を支える腕木が太い材で組まれています。
バルコニーは木製ではなく鋼製です。
最近のものとは思えませんが、建設当初からのものではないかもしれません。

    台東3丁目 瓦葺銅板出し桁⑤

    台東3丁目 瓦葺銅板出し桁⑥

    台東3丁目 瓦葺銅板出し桁7
  大変状態の良い戸袋飾りには 麻の葉文様 が施されています。




  1. 2015/10/25(日) 08:00:00|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

台東1丁目~4丁目散策 Ⅰ

今月初めに散策した 台東~蔵前~浅草橋 のレトロな建物を紹介します。
今回は予めストリートビューで下調べをしての散策です。
最初の目的地は台東2丁目なので、JR神田駅を下車し、首都高1号線と並行し50M程東に入った道 ( 車の数は少ないものの、歩道もあるやや広めの通り ) を御徒町方面に向かって散策開始です。

最初の目的地へ向かう途中に、以前に訪れた建物とも再開出来ました。
台東1-14-7 増子事務所
増子事務所  台東1丁目

    新谷商店
    新谷商店  台東1丁目 ( 2006年2月 撮影 )
    直ぐ近くに在ったこの建物は残念ながら無くなっていました。

台東2丁目に入り、歩いて来た通りから細い路地へ少し入ったところが、今日の最初の目的地です。
    台東2-26-2 徒一會館①
    徒一會館  台東2丁目

台東2-26-2 徒一會館2

台東2-26-2 徒一會館③


  元来た通りに戻りましょう。
  台東3-11-4 アリモアCM①
  アリモアCM  台東3丁目

    台東3-11-4 アリモアCM②
向かって左のこの建物は、今は塗装されていますが、元は銅板葺だったのでは?

   アリモアCMを通り過ぎ、すえひろレンガ通りを右へ曲がります。

    台東3 関根邸①
    3階建て銅板葺のS邸  台東3丁目

    台東3 関根邸③
当時は小屋裏部屋などは多めに見てもらっていたとは言え、木造3階建ては禁止されていた筈なのですが、正面から見るとどう見ても普通に3階建てです。

台東3 関根邸④
雨戸がないので、銅板葺の看板建築の見どころの一つである当然戸袋飾りは施されていませんが、欄間の桟木が目を引きます。


  1. 2015/10/24(土) 14:14:01|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

台東~蔵前~浅草橋 散策 ダイジェスト

昨日、久しぶりに浅草橋近辺 ( 北側 ) を散策して来ました。
この辺りに戦災を生き延びた看板建築出し桁造りの建物が、まだ彼方此方に残っています。
但し残念ながら、何年かおきに出掛ける度にその数は減っていて、東京オリンピックが開催される2020年頃には、その殆どが姿を消してしまうのではないかと心配しています。
昨日訪れたレトロな建物たちは、関東大震災で焼失した建物を建て替えられたもので、ほぼ全てが大正末期から昭和初期に建てられました。
建物の前面の壁に葺かれた銅板葺は、震災などによって発生する火災の際、道路越しの延焼を防ぐ為の防火対策として施されたものです。

浅草端3丁目 3連アーチの銅板葺看板建築①
3連アーチの飾りが施された見事な銅板葺の看板建築
今まで見たことのない建物だったので、ストリートビューで見つけた時には興奮しました。
ストリートビューには写っていても、実際に出掛けてみると空き地になっていたり、建て替え工事の最中だった経験も数知れないので、実際に見ることが出来てホッとしました。

鳥越1丁目 佳山明生健康カラオケクリニック②
蔵前通沿いに建つ銅板葺の看板建築
この建物は散策中に偶然見つけました。
以前、すぐ裏のおかず通りを散策したときには、全く気が付かずに居たわけです。

台東3丁目 青木印刷①
銅板葺の建物

台東3丁目 青木印刷⑤
亀甲文様の戸袋の保存状態は上場です。

浅草橋3丁目 和瓦銅板葺出し桁①
和瓦葺の出し桁造りの建物
台東3丁目 瓦葺銅板出し桁②
この建物も和瓦葺の出し桁造りの建物
実はこの建物並びに、ストリートビューでモルタル造形の看板建築を見付けていたのですが、残念ながら解体されてしまったらしく、空き地になっていました。

台東3丁目 瓦葺銅板出し桁7
戸袋に施された文様は、細かい細工の麻の葉文様です。

浅草橋3丁目 ひまわり津杜3
この建物も大変状態の良い和瓦葺の出し桁造りの建物で、戸袋には亀甲文様の銅板が施されています。

まだ他にも沢山の建物の写真を撮ってきましたが、今回は出し桁造りの建物が豊作でした。


  1. 2015/10/05(月) 18:49:52|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

成城散策 Ⅲ K邸

解体されてしまっ山縣邸の跡地が如何なってしまったか見に行った時に、レトロな洋館を見付けました。

河津邸①
K邸
この道は何度も通ったことのありましたが、路地の奥に建っているので、今まで見つけることが出来ませんでした。
この辺りに洋館が在ることは分かっていたのですが、路地が見るからに私道だったので、多く迄立ち入ることが憚られたのです。

河津邸2

設計者 / 碓井英隆
俊工年 / 1929年 ( 昭和4年 )
所在地 / 東京都世田谷区成城3丁目


河津邸③
この日はたまたま手前に建っていた建物が解体されて見通しが良かったので、幸運にも見付けることが出来たようです。
  1. 2015/10/04(日) 07:00:15|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

成城散策Ⅱ 成城3丁目小さな森オープンガーデン

旧山田邸のオープンガーデンと同日開催ししていた 成城3丁目小さな森”のオープンガーデン も見てきました。

小さな森オープンガーデン①
成城の住宅街を北見方向に進むと野川の手前で国分寺崖線と言われる崖地が在り、この住宅は崖線の上に在って、庭は崖地にコンクリートと煉瓦で階段を造って、崖の下まで続いています。

小さな森オープンガーデン②

小さな森オープンガーデン③

小さな森オープンガーデン④

小さな森オープンガーデン5
造るのも、維持するのも大変な労力が必要だとは思いますが、こんなに楽しいガーテーンはそうはないと思います。

小さな森オープンガーデン6
  1. 2015/10/03(土) 07:00:00|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

成城散策 Ⅰ 旧山田耕雨邸 

久しぶりの建物探訪です。
4月に訪れた明治村~犬山~諏訪 の旅を実際の工程とは逆に紹介している途中でしたが、随分長いこと旅の途中で放置したままになっています。
放置ついでと言うわけではないのですが、今日は5月24日に世田谷トラスト街づくりの主催で開催された「成城オープンガーデン・ミニ」を紹介します。
成城みつ池緑地に隣接する旧山田耕雨邸は、今年の1月に世田谷区の所有となりましたが、平成29年4月からの一般公開 ( 予定 ) に先駆けて、( 現在は公開に向けて、 耐震補強工事やバリアフリー工事等の改修に向けた実施設計を進めています ) この日一日だけ公開されました。

旧山田邸②
旧山田耕雨邸 
屋根は寄棟で、瓦はスパニッシュ瓦でしょうか?
縦長の上げ下げ窓が連続する、堂々たる造りの洋館です。

旧山田邸①

設計者 / 不詳
俊工年 / 1936年 ( 昭和11年 )
所在地 / 東京都世田谷区成城4-20-25


旧山田邸③

旧山田邸④

以前に紹介したときには道路からの写真だけでしたが、ついに門の中に入ることが出来ました。
旧山田邸⑤

旧山田邸⑥

旧山田邸⑧
広い前庭が在るにも拘らず、居間と思われる庭に面する部屋から、外に出られる窓はありません。
縁側から庭に直接出入りできる日本家屋とは違い、洋館にはこのようなケースが多い気がします。

旧山田邸14
玄関ポーチの袖壁には半円アーチの開口があり、腰壁と柱型はタイル張りです。

旧山田邸⑪
洋館でよく使われている素焼きのスクラッチタイルとは少し趣の異なる施釉タイルのようです。

旧山田邸⑩
銅板貼りの庇を支える柱は道路側が省略された片持ち梁なので、少し不安定に感じます。

旧山田邸⑨
玄関扉の両袖と欄間部には直線的なデザインのステンドが施されています。

旧山田邸⑫
全体適に武骨で硬い印象の強い建物ですが、この欄間のデザインはよく見ると可愛らしい。

旧山田邸⑬

旧山田邸⑮
この日の内部の公開は玄関迄。

旧山田邸⑭
平成29年の一般公開が楽しみです。

5月24日のオープンガーテーン開催の情報は、以前この住宅を紹介した記事を見た元住人の方 ( 恐らく山田さん ) が、コメント欄に書き込んで下さったことで知ることが出来ました。 おかげさまで29年まで待つことなく、お庭からと、一部とは言え室内も拝見することが出来ました。 ありがとうございました。
  1. 2015/10/01(木) 19:07:02|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2

犬山城下町散策

犬山城は愛知県と岐阜県の県境の木曽川沿いの小高い丘の上に建てられており、直ぐ北には木曽川、南には城下町が広がっています。

犬山城下町⑤
犬山城犬山城下町は戦火を免れているので「江戸時代のの雰囲気を今に残している」と言われていますが、見たところかなり観光地化されて、ちょっと綺麗過ぎる気もします。
と言うのも、犬山城下町は、以前は寂れたシャッター街だったらしいのですが、10年程前から街おこしが始まり、現在はでご覧の様な、色々なお店が立ちならぶ素敵な城下町に生まれ変わっていたのです。

犬山城下町①

犬山城下町②

犬山城下町③

犬山城下町④

犬山城下町⑥

犬山城下町⑫

犬山城下町⑯
この日は朝早かったので、通りにまだ人はまばらですが、この後続々と観光客が来たので、かなりの賑わいがありました。
時間があれば、食べ歩きも楽しみたかったのですが、諏訪へ移動する予定だったので諦めました。

犬山城下町⑦
表通りは店舗ばかりでしたが、通りを少し外れたところにでなまこ壁の蔵も見つけました。

犬山城下町⑧
千本格子相まっていい雰囲気です。

犬山城下町⑨

犬山城下町⑩
なつかしや

犬山城下町⑪
黒く塗られた下見板張りの外壁千本格子の建物
ごつ過ぎず、繊細過ぎず でいい雰囲気の建物ですが、かなりの規模の建物でもあります。
犬山城城下町の建物の特徴としては、この建物のように、黒く塗られた下見板張りの外壁と、千本格子が多くみられます。

犬山城下町⑬
高木邸
昭和10年頃まで酒造業を営んでいた家で、竣工は大正初年。
黒い建物が連なる中で、一際目立つ建物です。
通りに面した1階は太木の格子無双窓で、中塗土仕上げの2階の外壁との対比も新鮮です。

犬山城下町⑭
磯部邸 ( 登録有形文化財 )
江戸時代から「柏屋」の屋号で呉服商を営んできた町家で、建物は幕末に建築された木造家屋。
明治初期に地震で損害を受け、大きく改修されたそうです。
1階2階ともに施された太木の格子無双窓が特徴で、柔らかなふくらみのある ( 起り屋根 ) が目を引きます。

犬山城下町⑰
山田五平餅
有名な五平餅のお店らしく、犬山城下町を検索すると、沢山写真が出てきます。
この建物も黒く塗られた下見板張りの外壁千本格子が特徴ですが、通りに面した1階の瓦を見ると

犬山城下町⑱
五平餅を持った恵比寿様と

犬山城下町21
大黒様もいらっしゃいました。


何時もは東京近辺の建物ばかりを見て回っているので、最後にちょっと建物の特徴も探ってみるべく軒下を見上げてみると
犬山城下町⑳
垂木出し桁で支えられてた 出し桁造り ですが、東京でみる出し桁造りと比べると、腕木の断面が小さく、更に先端を欠き込むことにより、腕木を細く見せようとしているようです。

犬山城下町⑲
こちらの建物の腕木は二段構えに造られていますが、先端を細く見せるような細工はさらに複雑です。

  1. 2015/08/28(金) 17:58:46|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

犬山城

4月に 明治村~犬山~諏訪 に出掛けた時の続きです。

犬山城 は江戸時代までに建てられた 現存天守12城 のひとつで、天守が国宝指定された5城 ( 姫路城、松本城、彦根城、松江城 ) のうちの一つでもある名城です。

犬山城外観①
犬山城は木曽川沿いの丘の上に築かれた平山城で、前身となる砦を ( 織田信長の叔父 ) 織田信康が改修して築いたものを石川貞清(光吉)が改修し、現在の形になりました。

犬山城外観⑥
宿泊したホテルからの遠景

犬山城外観⑤
夜景

犬山城外観②
4月の中頃だったので、まだ桜が咲いてます。

犬山城外観③
犬山城の天守は外観3重、内部は4層で、地下 ( 石垣部分 ) は踊場を含めて2層になってます。
天守南面と西面に平屋の付櫓が付属する複合式。
入母屋2重2階の建物の上に3間×4間の望楼部を載せた望楼型天守です。
天守の高さは19メートルあるそうです。

犬山城外観⑧

犬山城外観⑦
天守台石垣は野面積という積み方で、高さは5メートルあります。

犬山城外観④
外から見上げた天守は美しいですが

犬山城からの眺め①
4階 望楼 に設けられた回廊からの眺め

犬山城からの眺め②
4階 望楼
天守からの眺めは格別です。


3階破風の間①
3階 破風の間
望楼を支える太い梁か印象的な破風の間の天井高は、ご覧の通りの低さです。

3階破風の間②
3階 破風の間
破風の格子越に城かを見る


犬山城内観④
2階 武者走
武具の間を取り囲むように、ぐるりと配置される武者走り。

犬山城内観③
2階 武者走

2階武具の間
2階 武具の間
天井の高い武具の間には、犬山城の構造模型が展示されています。

2階武具の間②
2階 武具の間 の天井を見上げる


犬山城内観①
1階

犬山城内観②
1階 上段の間

犬山城内観⑤
1階 天井

犬山城内観⑥
1階 床

1階階段
1階 階段

築城者 / 織田信康 ( 織田信長の叔父 )
築城年 / 1537年 ( 天文6年 )
所在地 / 愛知県犬山市犬山北古券65-2 
指定文化財 / 国宝 ( 天守 )
  1. 2015/08/22(土) 16:47:48|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ 次のページ

FC2Ad